2023年のミーティング&イベントに影響を与えるトレンド

出品者 | 記事へ|コメント||2023年1月4日アジアイベント

出典 ミーティング&コンベンション・アジア(レイシー・プフラズ著

独立系デスティネーション・マネジメント会社(DMC)と専門イベント・サービス・プロバイダーの世界最大のネットワークであるグローバルDMCパートナーズ(GDP)が実施した第4四半期ミーティング&イベント・パルス調査によると、旅行業界のミーティング&イベント部門がパンデミックからの回復を遅らせている最も強い理由は、依然としてコストの上昇である。
この調査は2022年11月10日から12月16日にかけて実施され、持続可能性から採用動向など、MICE旅行の現在の課題を取り巻く最新のトピックを紹介している。

コスト上昇は真の課題

調査対象者の88%が、インフレにより予算が増加したと回答し、第2四半期の68%から増加した。航空運賃は、大多数のイベント・プランナー(68%)に影響を及ぼしている。

イベントプランナーの中には、こうしたコストを相殺するために、参加者の大半がいる場所に近い場所でイベントを開催することを選んだり、飛行機よりも電車移動など、別の交通手段を利用することを選んだりしている。

アンケートの回答者の中には、同じ予算で最高のソリューションを提供するために節約を求められているとコメントした人もいれば、1年以上前に設定された予算を現在の情勢で機能させることが今課題になっていると述べた人もいる。
カトリーヌ・ショーレット、グローバルDMCパートナーズ社長兼CEO

 

「グローバルDMCパートナーズ社長兼CEOのカトリーヌ・ショーレは、「当社の顧客は、予算に対するコストの増加という問題について貴重な洞察を提供してくれました。「アンケートの回答者の中には、同じ予算で最高のソリューションを提供するために節約を求められているとコメントした人もいれば、1年以上前に設定した予算を現在の情勢で機能させることが今課題になっていると述べた人もいます。私たちのチームは、ほぼすべてのデスティネーションに現場を持つグローバルなネットワークのおかげで、クライアントがこのような現在の課題を軽減できるよう支援することができます。"

また、イベントプランナーの47%が、昨年より予算が増加したと報告している。また、約15%のプランナーが2023年の予算が増加すると回答している。これは多くの場合、 、インフレに伴う運営コストの上昇が原因である。

対面式イベントが復活

今、MICEについて驚くことではないのは、大多数のプランナー(66%)が、対面式イベントの参加者はパンデミック前と同じか、それ以上のレベルであると報告していることです。

また、MICE参加者が直前になってイベント に申し込むことが多くなっていることにも気 づいている。

対面式イベントの人気に押され、多くのプランナー(53%)が、バーチャルな選択肢を持たず、対面式イベントのみを開催するようになった。ハイブリッドな要素はまだ取り入れられているが、今年以降も多くのイベントは対面式になるだろう。

キャンセルと再予約のポリシーは最重要事項である。

プランナーがイベント会場と契約交渉をする際、約半数がキャンセルや予約の変更に関するポリシーが契約の最も重要な部分であると認識している。約48%のプランナーが、契約時に最も懸念される事項であると認識している。

ホテルはイベントを計画する際、前金として高額の保証金を要求しており、またパンデミック後にキャンセル規定を厳しくしたため、プランナーの間にためらいが生じている。

持続可能性への関心が高まっている

海外のイベントプランナー(米国やカナダ以外のイベントプランナー)は、イベントプランニングにおける持続可能性に関心が高く、サプライヤーにある程度の持続可能性の認証を要求しているほどである。国際的な回答者の持続可能性への関心は、2022年の半ばから終わりにかけて28%伸びており、現在73人がクライアントのために持続可能性の目標を持っていると報告している。

アメリカのプランナーは全体的にサステナビリティへの関心が低く、今年の半ばから年末にかけて関心が31%から38%に高まっている。

MICEプランナー募集中

現在採用中のイベント企画会社は2022年半ばより減少しているものの、45%が積極的に採用中または近々採用予定と回答している。ミッドレベルとエントリーレベルのポジションが必要とされており、2022年中頃よりも10%(全体では32%)多くのプランナーがフリーランサーのイベントスタッフを雇用している。さらに12%のプランナーが、雇用を促進するために給与や報酬を増額している。